ジャグリング?
ジャグリング
Juggling)とは、狭義ではトスジャグリング、複数の物を空中に投げたり取ったりを繰り返し、常に1つ以上の物が浮いている状態を維持し続ける技術を指している[1]。しかし現在では意味は拡大され、いわゆるオブジェクトマニピュレーション(en:Object manipulation)との混同も見られる。広義では、手に保持できる程度の道具を使った、修練の必要な特殊な技能または芸を指す。典型的にジャグリングとみなされる技術には、トスジャグリングのほかにディアボロ、デビルスティック、シガーボックスなどがある。

10ballsジャグリング

歴史的には大道芸、サーカスなどの曲芸にて見世物として行われてきた経緯があるが、近年はスポーツとしての愛好者が増え、直接人に見せることを目的とせずにジャグリングを楽しむ人も増えている。また、クラブが数多く設立され、競技会も活発に行われている。

ジャグリングの歴史

ジャグリングの記録として最も古いものは、紀元前2000年頃の古代エジプトの王墓の壁画である。それには女性らしき人物が複数の球を空中に投げ上げている様子が描かれている。ほかにも紀元前1000年頃のヒッタイトや中国の殷朝、紀元前500年頃のギリシャに記録が残っている。19世紀頃から、欧米では劇場でジャグリングのパフォーマンスが行われるようになり、次第に文化として認知されるようになっていった。

日本には、奈良時代に中国から伝わったと考えられている。日本の伝承遊びであるお手玉については、聖徳太子が遊んだとされる「石名取玉(ひとなとりだま)」「火取水取玉(ひとりみずとりだま)」という水晶の玉が残っている。これらは東京国立博物館に保存されている。(Wikipediaより)